同人小説を刷ったので(前編・備忘録)

こんにちは。

2022年の目標として本を作ることを掲げていたのですが、なんとか原稿が完成したので(入稿はまだですが)備忘録として設定を残しておきたいと思います。

感想も交えた詳細なものは後編に記載したいと思います。前編では私と同じような初めて小説本を作る方向けに記載してみます。

【コンセプト】

古い民話集のように、文字も本のサイズも小さくて紙が薄い可愛らしい本。

用紙サイズ

まず作る本のサイズを決めます。

今回は文庫本サイズ(A6)にすることを決めたので、まずはレイアウトタブからページ設定オプションを開きます。

ページ設定のオプションを開いたら、用紙タブを開き用紙サイズの幅と高さに数値を入力します。

下図は塗り足しが必要である場合の設定。

塗り足しが必要ない場合は、A6サイズである「105×148mm」に設定します。

ページ設定 - 用紙

塗り足しについては印刷所と装丁によってまちまちな様で、絵や文字が塗り足し部分にかかるようなデザインだと必要になるみたいです。念のため確認しておいた方がいいかもしれません。

 

文字の方向

次に文字の方向を横から縦に変えます。

レイアウトタブから文字の方向を選び、縦書きを選択します。

文字の方向

そうすると、印刷の向きが変わってしまうので、レイアウトから印刷の向きの縦を選択します。

印刷の向き

これで縦書きになりました。

 

余白

続いて余白を設定していきます。デフォルトだと、かなり余白が広く設定されているのではないでしょうか。

レイアウトタブからページ設定のオプション、余白タブを開きます。

余白

この辺は好みだとは思いますが、不安であれば実際にコピー機で印刷してみれば感じが分かるかなと思います。

 

フォント

続いてフォントを設定していきます。

ホームタブからフォントのオプションを開きます。

フォント

今回私は日本語用のフォントに筑紫アンティークS明朝を選びました。こちらはmojimoというフォントの定額サービスがあったので、それを利用しています。

英数字用のフォントにはTrystという、スタンダードなセリフ体のフリーフォントを選びました。英数字は縦書きになることもあり、可読性の問題から横幅とスペースが広めのものを選びました。

どちらも商用利用可であることを確認していますが、特に英数字用のフォントはうっかり確認を忘れることがあるので注意が必要ですね。

フォントサイズは小さめの7.5ptにしました。選べないので直接数値を入力します。

 

字数と行間

続いて一行の文字数と行間隔の設定です。

レイアウトタブのページ設定のオプションを開き、文字数と行数を選択します。

文字数と行数

「文字数と行数を指定する」にチェックをつけて、文字数と行数は上図のように設定します。ただ、これは上で設定したフォントによって見え方が変わるので、先にフォントを設定することをお勧めします。

細かい部分は、実際にちょっとずつ数字を変えながら確認するのが早いかなと思います。

 

次に、ホームから段落のオプションを開き、インデントと行間隔のタブを選択します。

インデントと行間隔

行間を固定値にすることで、間隔が変わってしまうことがなくなります。数値は要調整です。

次に、改ページと改行タブを開きます。

改ページと改行

デフォルトでは「改ページ位置の自動修正」の4項目に全てチェックが入っているかと思いますが、全て外してください。これをしないと、上で1ページに〇行と決めた数字より少ない行で改ページされてしまうことがあります。

 

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いったんここで公開します。

また追記します。