裁ちて、縫いて
2020年の夏ごろから習い始めた洋裁も、はや半年が過ぎました。
義務教育の時代から家庭科は苦手で、特に裁縫が苦手でした。
針を持ってもまっすぐ縫えず、鋏を持ってもまっすぐ切れず。
よく周りの人に手伝ってもらっていたような気がします。
そんな私でも、お洋服のデザインは好きで、いつか自分で作れるようになったら…そんなことを思っていました。
人間サイズのものは、探せば見つかるかもしれない。なければ仕立ててもらえばいい。
けれど、ドールサイズではなかなかそうはいきません。
世の中にはもちろん、素晴らしいディーラーさんがたくさんいらっしゃり、素敵なお洋服がたくさんあります。
けれど、私の理想とするものや、変わったデザインのものだとなかなか見つからなかったりします。
だからこそ、どれだけ大変であろうと、まずは服を仕立てるための知識があれば技術がある人に仕立ての依頼ができるかもしれません。
知識だけでなく、技術も習得出来れば世界でたった一つの理想のお洋服が作れるかもしれません。
そう思って、洋裁の勉強を始めました。
たまたま通える範囲内でドール用のお洋服も作っている洋裁教室を見つけたので、夏ごろからそこにお世話になっています。
学校の家庭科の授業レベル、さらには玉結びの仕方すら忘れているような状況で、本当にいちから丁寧に教えていただいています。
そして、その教室に通っている人、もう卒業してしまった人を対象に、11月に展示会がありました。
私はその教室展に出せる服をまずは一着作るという目標でやっていました。
簡単に記録をまとめておきたいと思います。※洋裁初心者のメモ書きですので間違っている部分もあるかと思います。
まず最初は原型というものを作っていきました。
服の設計図であるところのパターンを作るために、その名の通り原型を作る必要があるようです。
これだけで、一気に「服」感が出てきますね。
実のところ、初めてだったのでほとんど先生に作ってもらったのですが、針を持つことに慣れるためにちょっとだけ手縫いしてみたり、ミシンで縫ったりしました。
本当に高校の家庭科の授業ぶりな気がします。
Gr女の子サイズで作っていたので蒐さんに着せてみました。
続いて、デザインです。
蒐さん用のドレスを作ることに決めました。ロリーナヘッドなので、中原淳一さんのデザインを少し意識してワンピースを作ることに決めます。
先生と相談しつつ、ラインがしっかり出るタイプの少しタイトな袖なしのワンピースで、つけえりとしてセーラーえりを作ることにしました。
これは、まずパターンを紙で作り、それをシーチングという布に写して、本当にこの形でいいのかとチェックしていきます。
今回は、つけえりの角度を調整するために、何度か作り直した記憶があります。
赤色にすることは決めていたので、生地は赤いコットンを選びました。
生地によって、縫いやすい縫いにくいというのはやはりあるみたいなので、縫いやすいコットンを選んでいます。
ワンピースが出来た時点で、11月に突入していたので結構焦っていたことを覚えています。
教室に行ける日は限られているので、家で作れるものは作ってみようとカチューシャを縫ってみました。
中にはマスクに使う芯が入っていて、それで簡単に形を作っています。
こうして、11/15になんとか完成しました。(展示会は21日から)
そして、ここからは展示会の様子です。
展示会までには、小物も予定していたものは全て完成しました。
最終日には、みんな勢ぞろいして集合写真を撮っていました。
もちろん、ソーシャルディスタンスは保っています。
最後はリボンが斜めになっちゃってますね…。
ピンの留め方が悪くてぐらぐらしちゃうので、次は気を付けたいと思います!
展示会も終わり、次のお洋服にとりかかっています。
一度お洋服を作ったことで、構造や何が必要なのかが少しは分かってきたので、このまま勉強していきたいと思います。